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子や孫に読み聞かせたい論語 - 安岡定子


<あらすじ>
論語塾の講師である筆者が、子供たちに語りかけるように論語の章句を解説する。論語の章句や戒めが、4字熟語や格言となって我々の住む現代社会にも深く根付いているのは言うまでもありません。
孔子(前551〜前479)は中国春秋時代に生きた思想家、学者、教育者で、自らの思想や哲学を説いて回り、人生をいかに生きるべきかを一生かけて追求し続けました。論語は彼がもっとも気にした「仁(思いやり)」を中心に、その言行や弟子たちとの問答を記録したものだ。優れた思想家は沢山いるが、後世にまで影響を及ぼすには大事な要件があり、それは弟子が優れていて、その人の思想を体系化して説いて伝えることが必要です。キリスト、釈迦と並び立つ孔子の思想は一度は是非とも目を通したいものです。
 我十有五にして学に志す。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。
 六十にして耳従う。
 七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰(こ)えず。
あまりにも有名なこの句。若い頃はまったく共感を覚えませんでしたが、今は身につまされる思いです。寝食を忘れて何かに打ち込むことの大切さなども説いており、「何でも自分で考える」バランスの取れた人間になりたいと思います。

<心に残った言葉>

明日のカルタ - 倉本美津留



放送作家の著者が手がける二子玉川ビエンナーレというアートイベントの企画の中で生まれたカルタ。 「あす」は明日、「あさっては」明明日、「しあさっては」明明明日と、遠くなるほど明るくなる。シュールな絵とともに、「(し)信じる。まず自分を」など格言に近い素敵な言葉があいうえおカルタになっています。ページをめくって、一日一ひらがなを読むと元気になれそうな、そんな一冊です。

国家の品格 - 藤原 正彦

   
「論理的に正しい」
なんとも説得力のある言葉だが、果たして本当に正しいのか。 それは実のところ、誰もわからない。 認知症になった母親を介護の限界や生活の困窮から殺してしまった息子が逮捕される一方で、世界の治安を守ると題した大量殺人が英雄視される。こんな矛盾を、簡単に正当化できる「論理」。非常に考えさせられる内容であった。定量化できなかったり、あいまいなものは兎角評価が難しいけれど、わかりやすい、見たい現実以外の虚数の部分にも目を向けることが大事。 
日本人は世界でもきっとこの能力に長けている、素晴らしい心を持った人種だと思う。日本人である事を再認識しよう。「正しい事は正しい。問答無用。」と言える親になりたい。自分の素晴らしい両親のように。 

春宵十話 - 岡潔

現在刊行されている岡潔の書。春風夏雨には及ばないが、人と違う世界観を持った著者による素晴らしい思想書。スミレはスミレとして咲けばよい。自分は自分として咲けばよい。 情緒を中心とした生き方をしたい。

春風夏雨 - 岡潔


「今このくにが一番必要としているものはよい母だと考えた」とある。子供たちの情操は育っているだろうか。真善美とか、一即一切、一切一即とか、ぼんやりとした感覚がある。
もっともっと、日本の美を学びたいなぁと思う。私は岡潔ではないのだけれど、大事なところに向かって一歩ずつ進みたい、深い悲しみを内包できる男になりたい、強く前に進みたい。今まであまり、一度読んだ本を読み返す、という事はした事がなかった。しかし本書と、彼の別の著作である春宵十話は何度も何度も読みかえし、その情操を味わいたいと思いながら自省を繰り返している。最初に読んだときは確か高校生でほとんど内容を覚えていなかったが、今思い返すと浅い理解力ながらいろいろな事を感じ、そして徐々に理解度や感じる事が変わってきている気がする。その変化を大切にしながらこれからもどんどん成長していきたい。

若きサムライのために - 三島由紀夫

文武両道、武士道。できるかどうかは別として、男である以上この道に沿って歩きたいという気持はやはり強い。自衛隊を持つ事への賛否両論はあるが、ローマの例を見ていても、自らを守るために抑止力を持っている事は必須であると感じる。切腹の前年に書いたものだが、生への力に満ちていると思う。なぜ、なぜ、なぜ?

武士道 - 新渡戸 稲造

日本人としての純潔な精神を表している、素晴らしい本。 自分もこうありたいと、やはり願う。どんなに時代が変遷しても、いいものは良い。欧米との違いは、きちっと認識して生活せねばならぬ。

無常といふ事 - 小林秀雄

小林秀雄の無常観を、短編で著した随筆。読むときの心境で、心に響くものが変わってくる。哲学書を読むと、自らを奮い立たせるような気持ちが沸いてくるr。辛い事があっても、忙しくとも、苦難に立ち向かってめげずに乗り越えたい。

徒然草 - 吉田兼好

playboyより、もっともっといい男になる為の必読書だ。「葉隠入門 」も素晴らしい。 素晴らしい本は必ず哲学が含まれていて、どの人が書いた本を読んでも必ず納得できる。自分も先人の培った知恵をしっかりと吸収して、大きく大きく育ちたい。

葉隠入門 - 三島由紀夫

死をまっすぐに見ることはできていないのだけれど、自分をしっかりと見つめ、歩んでいきたい。まっすぐに、着実に。

されどわれらが日々 - 柴田 翔

青年が持つ様々な悩みを、学生運動、共産党の活動など1960年代の様々な出来事を絡めながら、主人公と婚約者の節子、そしてその周りの人々を通して描いていく。宮下、佐野、曽根などの登場人物は、純粋理想主義であったり、完璧主義であったり、極端な思想、性格を持ったステレオタイプとして描かれる。その考え方、それを受け取った主人公と節子の反応から、心の成長、挫折、行動など、悩みや、その悩みが人生における成長の種になることなどを描く。
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失敗したとき、裏切ったとき、何か天の恵みでそれが勝手に解決してしまったことはありませんか? その時、「ああ、これで恥をさらすことなく済んだ」と、自分で決断しなかったことを喜んだことはありませんか?ryotaroは、あります。そして、その幸運に心が安らいで、そのまま逃げてしまったことが、なんどもあります。しかし、それは結局成長につながりません。同じことは人生で何度も繰り返し、逃げれば逃げるほど、さらに問題が大きくなって返ってきます。 やさしさを持つには、強さがいります。裏切りなどつらい出来事を経験することは多いし、生きている間はいくつになってもその経験と出会うでしょう。青年の皆にはその弱い自分の心と真っ直ぐに向き合って欲しいし、打ち負けないで乗り越えて欲しい。青年期に読む本として、是非この一冊を紹介します。

出家とその弟子 - 倉田百三

中学校高学年~高校生の青年のみんなに是非、是非、是非読んで欲しい一冊。最後は結局「許す」という事。 許すためには自我を捨てられるまで自分を高めなくてはいけない。それから、自分の身に起こることを、あるがままで受け入れなくてはいけない。本当に大変な道だけど、そこを求めていく気持だけは切らさずに、一歩ずつ前に進んでいこう。

さぶ - 山本周五郎

白痴では、個々人の、特に主人公ムイシュキン公や、 アグリーナ、ナスターシャの中での2面性、そして各登場人物間で 様々な対比を著わしていた。さぶでは、さぶと英二の二人の 対比によって、この2面を表していて、純粋な、物理のような表現だった。 「人間とはどう生きるべきか」これが哲学書の命題であろう。 さぶは、心が完璧である。英二は、世間一般で言うと完璧であるが、 実は慢心やおごりや、できるだけ排除したい心の霧が沢山かかっている。 自分の心の弱さをいつも認識し、周囲への感謝を忘れずに、そんな自省を促す名作です。

天上の歌 - 岡潔の生涯

数学者・岡潔の自伝。素晴らしい事が沢山伝わった。清い心を持って生きること。子供と素晴らしい人間関係を気づきたいと思わせる本であった。集中力を持ち、自分なりにテーマを持つことも重要と気づかされた。

二十一世紀に 生きる君たちへ - 司馬遼太郎

歴史に対して深い造詣を持った、ryotaroの大好きな司馬さんが、われわれが生きる道を指し示した、短文だけれども深い名作。 どの時代に生きていても、大事な事は同じである。魅力ある人間である為に、ゆるぎない精神を持った人間になって欲しいと説いていて、自分もそうでありたいと感じた。

罪と罰 - ドストエフスキー

  










「罪と罰」って、すっごい本です。高校生の頃ロシア文学を何冊か読んだ時には理解できなかったすごさが、理解のレベルはどうあれ30才を越えて少し心に入ってくるようになってる。若者が誰しも抱える苦悩と現実とのギャップ。「罪の意識」というのが、良い意味で人間の言動のブレーキになる。 なにか行動をするときにはいつも母の顔が浮かびます。物事の貴賎は時代によって変わってしまう。誰しもが、その人の生きる時代の影響を受けてしまうが、自らの判断基準が正しいかどうかをいつも振り返り、まっすぐな道を歩いていきたいと感じさせられた一冊でした。 

最澄と空海、日本人の心のふるさと - 梅原 猛

日本仏教の原点である二人。彼らの教えを分かりやすく説いた解説書。最澄を真円の人、空海を楕円の人という表現が印象深かった。理想を持って実現に向かいつつ、現実のわずらわしさを上手にいなすというのは大変な事だけれど、空海の生き方を見るとそうありたいと感じる。司馬さんの「空海の風景」で空海ファンになっていた自分は、やっぱり空海贔屓で本書を読んでしまった。

ブッダ(全12巻) - 手塚治虫

ブッダ。漫画風にいろいろなアレンジがあるものの、ブッダが伝えたかった心を的確に捉えており、「自然との共生」、「環境」、「生き方」などの深いテーマに取り組み続けた手塚氏の思いが沢山詰まっている作品だと感じた。
「神は人の心の中にいるのだ」、だ。生き方も、何もかもすべて、本人の心次第なのだ。

深い河 - 遠藤周作

輪廻・転生に関する物語。遠藤氏の死生観の表現か。哲学書は「愛」など普遍なものについての記述があるが、本書では「たまねぎ」という表現を用いて中心的なものを著わしている。中心課題に対して論旨を展開していて大変素晴らしいが、最後にまとめきれていない感じが残ってしまっているのが残念。

人形の家 - イプセン, 矢崎 源九郎


女性蔑視、人格の尊重について考えさせられる良本であった。弁護士ヘルメルは妻ノラを愛し、かわいがる。しかしこれは人形としてであって、都合の悪いことが起こると捨てたくなってしまう。ノラは自分を形成するために、全てを捨てて家を出て行く。自分のこととして捉えねばならないテーマだと思う。