<あらすじ>
学年ビリだったさやかちゃんが、ああちゃん(お母さん)に連れられてふらっと立ち寄った青藍義塾。その塾長であった坪田さんとの出会いがさやかちゃんの心を動かした。大学に行くことなど諦めていたさやかちゃんが、坪田さんの底抜けの明るさと、偏見無しに分け隔てなく生徒に接する態度に動かされ、不可能とも思える慶應義塾大学を目指して脇目もふらずに勉強に打ち込み、現役で合格し、入学を果たす。本書は、彼女の心の動き、坪田さんがどのように彼女に接したか、どう接すれば良いと考えて行動したか、などについてその関係を振り返る。また受験に関して、どのような
ノートを使えば良いか、効率の良い暗記の仕方は?など、受験に向かう学生、ご両親が読むことで良い準備をするきっかけをつかめるアドバイスが詰まっている。
<本を読んで>
受験は、ややもするとただ勉強を詰め込めば良い、ということになりがちだが、人と人との信頼関係を育み、また家族の絆を確認していく作業でもあり、人間形成の道でもある。さやかちゃん家族では、彼女の受験が、夫婦の関係、弟との関係などを家族皆がが改めて考え、良くしていくきっかけとなったのであった。
教える側、教えられる側、どちらにしても、ポジティブに、前向きに取り組むこと、そして(高い)目標を掲げて前に進んでいくことが大事であることを伝えてくれる本だと感じた。ただし、表紙の写真が本人のものではないらしい、と知ってちょっと寂しかったなぁ。
<心に残った言葉>