かわいそうなぞう - 土家由岐雄 文、武部 本一郎 絵

<あらすじ>
あまりにも有名な戦時中のぞうのお話。上野動物園ではインデテ、ジャンポー、メナムの3頭の象が飼われていた。戦争が次第に激しさを増すと、市民の安全のために、象を殺処分しなければならなくなったが、頭の良かった3頭は毒殺することもできず、飼育係は餓死させる道を選ばざるをえなかった。やせ細った3頭の亡骸を見て、飼育係が戦争を止めろと泣き叫ぶ。そのやるせない、どうすることもできない感情が涙を誘います。

<本を読んで>
この本はすべてひらがなで書かれており、小学校就業前のお子さんがちょっと背伸びをして自力で読む時に最適と思います。


0 件のコメント: