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◆あらすじ
いじめや登校拒否になり、転校など様々なものから逃げざるを得なかった青年時代をすごした筆者。アメリカに留学しても尚逃げる生活を続ける中で、逃げることをプラスに転じる方法を身につけ、ついに自分がやりたいこと、言葉を使って他の人を勇気づける仕事を見つけ人生を変えることになった方法を一冊の本にまとめた。「逃げる」をキーワードに、35の方法が紹介されている。
◆本を読んで
タイトルでは「逃げていい」となっているので、安易に受け取りすぎないように注意が必要。筆者はただ単に逃げているわけではなくて「前向きに」逃げて自分に合うものを探し出したことを紹介している。例えば35のキーワードの中に「不健康な生活から逃げる」であったり「みすぼらしい外見から逃げる」などがあるが、これは結局良いものを食べ、一流のものを身につける、という普通のビジネス書が教えることを逆説的に逃げると結びつけているのである。逃げる = 優先順位を付けると捉えて読むと良いと思う。真面目な性格を持つ者が多い日本人では、逃げる = 悪 と教わることが多いだろう。そうやってつぶれてしまう人が多い中、逃げても良いというタイトルはなかなか新しい切り口だと思う。但し「逃げる」を100%額面通りに取ってしまわないように。。。
ビジネス書100選
本ブログ おすすめ本
◆心に残った言葉
- 逃げずに立ち向かいつづけるという考え方は間違っている。普通の人には絶対無理
- いじめる側の人間はとにかく私の事を嫌っているので、コミュニケーションを取ることすら出来ない
- 人間関係からも逃げだそうと思い、海外に行くことを決めた
- 古い人間関係から逃げることで人を見る目が磨かれた。「選ぶ力」がついた
- 何が好きで、何がしたいことなのかを真剣に考えた
- 残業してもいいと思って働いていると仕事の質が落ちる
- ガチンコ勝負から逃げて組み合わせで勝負
- アイデアが浮かんだら、まずやってみる
- ていねいに一回する仕事より、雑でも何度も見直す仕事のほうが質の高い仕事になる
- 仕事で成果を出すならいかに必要ない9割の仕事から逃げられるかが鍵
- 逃げれば逃げるほど人生は好転する可能性が高い
- 成功法にこだわる人が多すぎる
- 古い価値観を新しい価値観に変える。小さくてもいいからまずは行動を起こす
- 勝てない勝負は逃げるにかぎる。その結果本当にやるべき事を見つけた
- 他人の土俵で相撲を取っていてはいつまでたっても自由は手にできない
- 逃げれば選択肢が増える
- 理想の環境へ逃げて行かないことの方がリスクが高い時代
- どんなに頑張っても人間関係がうまくいかないのならそのコミュニティから逃げるべき
- 「他人にどう思われているか」ということをきにしすぎてそのことに捕らわれて人生を無駄にしている
- 100の知識よりひとつの行動を大事にする
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