「何10年も経つと日本語訳も“古典”になってしまうが、これに挑んだ亀山氏による新訳」という触れ込みについ動かされて手に取った。が、当然ながら名著であり、どのような事が書いてあるかを感じられるといいと思い、読んでいる。作者はキリスト教を中心におきながら、哲学を語っている。自分は、宗教というのは結局は人間として生きる道を、神や仏を信じる、すべてを許す、という言葉に置き換えて人々に伝えている、と考えている。この物語も、闇と不安の渦巻く世間の中にいながら、とにかく「生きる」事とはどのようなものか、を解釈してくれるのではないか、と期待している。アリョーシャが不死や神について、力強く「存在します」といっている。非常に心に響く言葉だった。
ドストエフスキー(著)
亀山郁夫(訳)
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