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ライトハウス英和辞典

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中学校に入るときに買ってもらった辞書がライトハウスだった。どんな辞書でも良かったのだろうが、自分が出会ったのはこのライトハウスだった。割とすっきりとした書体で書かれるからか白の面積が多く、自分にとってはとても読みやすく感じた。ずいぶん沢山使っていて、学校と家とで持ち歩くのが大変で、しまいには同じものを2冊買ってしまった。
最近はonlineの辞書があまりに手軽で使うことは減ってしまったが、久しぶりにひも解くと中にはびっしり書き込みが。往年の努力が見えてなんとも言えない感傷が沸いてきた。自分は勉強した単語に黄色い蛍光ペンでマーキングするようにしていたのだが、まだ線を引かれていない単語にマークを始めると、さすがに中高の頃よりも大分沢山の言葉がわかるようになっていた。小石も積み上げると大きくなるものだ。
我々の世代は電子革命が起きて、10年程度の短いスパンで世の中の仕組みがガラリと変わるような変革の時代になってしまった。しかし結局使う人間はアナログで、総合的な判断は人間がくだす訳で、こんな時間のかかる、でも味のあるやり方を大切にしたいと思っている。

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願いがかなう!夢ノートのすすめ - 中山庸子

 
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中学時代に自信を喪失しかけていた筆者。ふとした友人の言葉から絵を書くことに目覚め、自分の夢を叶えました。筆者は、ポジティブなことを沢山書いた、自分だけの「夢ノート」を書くことを薦めます。そのpositiveな言葉を眺め続けるだけで脳が良い方向にコントロールされ、次々と目標が達成されていきます。自分に自信がなくなってしまう、落ちこぼれて行くことを恐れてしまう、そんな時期の青年たちが読んで、人生をプラスに転じるきっかけにして欲しい、そんな一冊です。本書の中では、用事を作って意図的に「忙しい自分」にしてみよう、など夢ノートの他にも思考をプラスに変えるちょっとした方法を沢山紹介してあります。


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絵ときでわかるトランジスタ回路 - 飯高成男、田口英雄

 
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現代社会は情報化され、インターネットやPCを使ったプログラミングのような"情報"を取り扱う学問が多くなっているが、それらはすべて半導体素子を使った電子回路でできた機器の上に成り立っている。わずか50年ほど前に誕生したトランジスタは、現代社会をそれまでとはまったく別の形に変えてしまった。本書はそのトランジスタについて、数多くのイラストを交えながら丁寧に解説している。実用的な内容を損なうことなく中・高生でも充分に理解可能な中身となっている。学研の電子ブロック EX-150などを用いて実際にものを作りながら本書を読むことで、ラジオを含む電子回路の初歩を学ぶことができると思う。

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◆目次
  1. 半導体の性質
  2. トランジスタの働き
  3. トランジスタ増幅回路の基礎
  4. いろいろな増幅回路
  5. 電力増幅回路
  6. 直流安定化電源回路
  7. 発振回路
  8. 通信回路
  9. パルス回路
  10. さまざまな半導体素子による回路





子や孫に読み聞かせたい論語 - 安岡定子


<あらすじ>
論語塾の講師である筆者が、子供たちに語りかけるように論語の章句を解説する。論語の章句や戒めが、4字熟語や格言となって我々の住む現代社会にも深く根付いているのは言うまでもありません。
孔子(前551〜前479)は中国春秋時代に生きた思想家、学者、教育者で、自らの思想や哲学を説いて回り、人生をいかに生きるべきかを一生かけて追求し続けました。論語は彼がもっとも気にした「仁(思いやり)」を中心に、その言行や弟子たちとの問答を記録したものだ。優れた思想家は沢山いるが、後世にまで影響を及ぼすには大事な要件があり、それは弟子が優れていて、その人の思想を体系化して説いて伝えることが必要です。キリスト、釈迦と並び立つ孔子の思想は一度は是非とも目を通したいものです。
 我十有五にして学に志す。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。
 六十にして耳従う。
 七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰(こ)えず。
あまりにも有名なこの句。若い頃はまったく共感を覚えませんでしたが、今は身につまされる思いです。寝食を忘れて何かに打ち込むことの大切さなども説いており、「何でも自分で考える」バランスの取れた人間になりたいと思います。

<心に残った言葉>

3つの鍵の扉 - ソニア・フェルナンデス=ビダル


<あらすじ>
ニコは3つの鍵の扉を通り、量子界に入りこんだ。そこはいつもの世界では考えられない、不思議な現象で満ち溢れていた。好きなところへテレポーテーションできること、双子の兄弟の一人があっという間に歳を取ってしまうことなど本当にたくさんの不思議だ。ニコは、これは夢かそれとも量子界に限られたことだと思っていた。しかしこれらはすべて、 ニコが住む人間界でも起きていることなのだと気づいてゆく。3つの鍵の扉は、鍵の秘密を正しく理解できるモノだけが開くことのできる扉だ。ニコはこの扉を開けて元の世界に戻ることができるだろうか。

<本を読んで>
この本では量子論、相対論、素粒子論といった、実在するが理解が難しい現象の世界をニコが冒険する形で紹介している。光の二重性やスーパーシンメトリー、反粒子の存在などだ。
人間が量子界で起きていることを意識できないのは、それを実際に体験していないから
 量子論は現実の世界とかけ離れている。見ようとするとどっかにいってしまうし、Newton力学のように、動く粒子の軌跡を予測することもできない。しかしこれは事実であり、見えないものを見ようとする意志のある人間にしか見ることはできない。物理学者を目指すのは大変だが、この本を手に取って、一人でも多くの子供が素粒子の世界に興味を持つと良いと思った。3つの鍵は「見ようとする意志」があるか、「一見嘘くさくても、真実を見る心があるか」という問いかけを読者に投げかけていると感じる。心を空っぽにして、「まず受け入れよう」という気持ちで(実際の現象を紹介する)この本に向かうと良いと思う。

明日のカルタ - 倉本美津留



放送作家の著者が手がける二子玉川ビエンナーレというアートイベントの企画の中で生まれたカルタ。 「あす」は明日、「あさっては」明明日、「しあさっては」明明明日と、遠くなるほど明るくなる。シュールな絵とともに、「(し)信じる。まず自分を」など格言に近い素敵な言葉があいうえおカルタになっています。ページをめくって、一日一ひらがなを読むと元気になれそうな、そんな一冊です。

怪物はささやく - パトリック・ネス

2012年の中学生向け課題図書。非常に良書である。

「人生とは、言葉でつづるものではない。行動でつづるものだ。何をどう考えるかは重要ではないのだよ。大切なのは、どう行動するかだ」

p202に書かれたこの一文が、本書で伝えたいことのすべてを表している。残酷な現実に直面している 13歳のコナー少年はそれを直視することができず、夢の中の出来事なんだと自分に思い込ませ、偽りの安らぎの中で生活している。そのコナー少年の元へある夜怪物が現れる。この怪物は現実のモノかもしれないし、夢の中のモノかもしれない。少年はどちらともわからないまま、しかしこの怪物との対話の中から苦しみを真実として受け入れる準備をしていく。
そして、その時がいよいよやってくる。悪夢の中で、母親と固く握った手を自ら離してしまう。母親との最後のつながりである手を。そして自分のせいで母親はしぬのだと、自責の念にかられてしまう。