さおだけ屋からさおを買っている人は見たこと無いし、でも逆にさおだけ屋はどこにでもある。なぜあの職業で生活できるのか、そんな疑問をビジネスマンは一度は持ったことがあるのではないか。それを題材に、会計学の重要性を平易に解説する良ビジネス本。社会に騙されない為に、キャッシュ・フローに対する感度を高めたいと思わせる一冊。
物心ついたときから傍にいてくれた素晴らしい読書家の影響を受け、本が大好きになり、沢山の良本に出会い、そして出会い続けています。子供を授かった後は、その子達の成長を見守りながら自分が出会った本を伝えています。この心に残る本たちをここで紹介していきます。
スタバではグランデを買え! 、価格と生活の経済学 - 吉本 佳生
スタバなどの身近な題材を取り上げ、経済の仕組みを平易に解説。生き物のような経済を鮮度の高いうちに取り上げ、説明をしている。作者は、経済の仕組みがわかると楽しいという前提に立ち、「日本で普通に暮らしているような生活者が、自分なりに楽しく生活するためには、経済のしくみをどう理解したらいいのか?」を説明し、読者に理解させようとしている。
一貫してコスト(特に手間というコスト)の観点から我々の生活を分析していて、スタバの経済学に加え、コンビニの物流や携帯電話の販売奨励金など、取り上げる題材はすべて我々の生活に密接に絡んでいるもので、経済学の観点から仕組みを解き明かす。その中で「比較優位」、「情報コスト」、「取引コスト」などの経済の専門知識も少しずつ噛み砕きながら紹介する。筆者と生活圏が近く、分析に使われている情報なども実感を伴いながら読み進められた。
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