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幸福の王子 - オスカー・ワイルド

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銅像となった王子が、その澄んだ心で人々の心を眺める。そして同じように心の綺麗なツバメは、その心の実現の為に翼を王子に捧げる。世の全ての人の心を綺麗にすることはとても困難なことだし、残念ながら他人の心や考え方は変えられない。だから自分が変わろう。綺麗な心を持とう。そして自分を高めよう、と思える一冊です。


ここで紹介する以外にも沢山の出版社からこの作品が発行されています。下は、いもとようこさんが描かれた素敵な絵本です。

いのちをいただく - 内田 美智子

 
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 食肉センターの坂本さんは、牛を解き食肉にする仕事についています。ある日息子の授業参観に行くと、父親の職業を聞かれた息子のしのぶ君は「ただの肉屋です」と答えました。悲しい気持ちになった坂本さんでしたが、職業柄仕方が無いと思っていると、しのぶくんは先生から父親の仕事の尊さを聞き、目を輝かせて家に帰ってきました。
ある日坂本さんは、小さい時から女の子と一緒に育った牛のみいちゃんを解かなくてはならないことになります。女の子も牛のみいちゃんも、愛情たっぷりに育っていました。そしてそこから坂本さんは、「命をいただく」とはどういうことか、悟ることがありました。
 食肉解体員という一見残酷な仕事につく職業とそこに携わる人の気持ちを通して、父の仕事に誇りを持つこと、生きるために命を頂くこと、心を込めること、そういった大事な事が痛烈に迫ってきます。大人になっても大変身が引き締まる思いになり、また子供たちに命の大切さを知ってもらうことのできる心に残る絵本です。

※本作品は実在する坂本氏の実話に基づいて描かれています。坂本氏は命の大切さを説くため、講演活動等をなさっています。

本ブログ おすすめ本

なぜ?どうして? 2年生 - 村山 哲哉


<あらすじ>
身近に存在する科学の疑問を、2年生でもわかるやさしい言葉で教えてくれます。
  •  猫の目が光るのはなぜ?・・・網膜のすぐ後ろにタペタムという鏡があって効率よく光を集めることができるから
  • 魚がいつも口をパクパクさせているのはなぜ? ・・・口から水を取り込み、エラの中の毛細血管から酸素を吸収するから
  • クモの巣の張り方・・・外周を決めた後、円を書くように中心から外に向かって張って行く
など、特定の分野に偏ることなく生物から機械、植物に至るまで様々なおもしろいエピソードが紹介されています。

<本を読んで>
科学者への道は「なぜだろう?なんだろう?」という疑問から始まります。 小さい時からこのような楽しい現象に触れることは本当に良いことだと思います。この本をきっかけにフィールドに出ていろいろなものに触れてみるのはいかがでしょうか。大人が読んでも結構楽しめます。

ごんぎつね - 新見南吉

新見南吉の作品。1932年の作にもかからわず、今まで読み継がれてきた名作。 ごんぎつねはいろいろな出版社から販売されていますが、本作には黒井健氏が全ページにわたり見事な絵を加えており、幼稚園での読み聞かせや Bedding Stories としても最適です。 あらすじですが、兵十が病気の母親の為にとったうなぎをふとしたいたずら心から奪ってしまったきつねのごん。良心が痛んだごんは、山から取ってきた栗やマツタケをせっせと兵十に届けます。ごんは子供。だから感謝の気持ちを自分に向けて欲しい。しかしそれは報われず、最後には仇となって帰ってきてしまいます。
さて、本作は「親切は見返りを求めずにやる」という哲学を教えているのかもしれない。Happy Endではないが、それもまた普遍的な価値を与えているひとつの要因なのだろう。Wikiの説明にはmaking story、初版、改定の推移などが書かれており興味深いので、是非ご一読を。

ここがわたしのおうちです - アイリーン・スピネリ

'12年小学校3, 4年生向け課題図書。
主人公の女の子のダイアナが書いた日記をめくっていくように、ストーリーが展開されていく。彼女は自分の家が大好きで、親友のローザ、妹のキララ、そして宇宙と空が大好き。パパが仕事を失って引越しをしなければいけなかった。そして親友のローザとも、遠く離れなくてはいけなくなった。ダイアナは悲しみで押しつぶされそうになりながら、でも日記を通じてしっかりと自分と対話し、新しい家を見つける。””は、モノとしての家ではなく、”自分の居場所”ということであろう。悲しみにくれるダイアナに先生は、「いいのよ」、と言葉をかける。混乱してもいいよ、怒ってもいいよ、と。これこそが、一番難しい、でも子供の自立を待てる大人の最上の姿勢だといつも思っている。そんな、だんだん自立していく子供を描いた日記風小説。なかなか素敵です。



アラジンと魔法のランプ - アンドルー・ラング

この世のすべてを思いのままにできる魔法のランプ。それを手に入れたアラジンは、一目見て心を奪われたこの国の姫に結婚を申し込みます。
それを見て怒り狂う魔法使いは、悪知恵を働かせ、アラジンからランプを奪い去ります。アラジンの幸せやいかに。。。

教科書にでてくるお話3年生

国語の教科書に掲載、または紹介されている作品を集めたお話本。うさぎのダイコンなど、教科書で読んで心温まった物語が沢山収録されています。選りすぐりの短編集で、安心して子供に読ませることができます。コミュニケーション、わかれなど、小学校で学んでいく社会性などを上手に紹介するような物語りも収録されています。

インド式 魔法の暗算術 - ペマ・ギャルポ


暗算法について、インドで学ばれている方法を紹介している。基本は、計算しやすい形に式を変形することから始まる。一例では、
 94 - 29 = ?
を、
 94 - 30 + 1
などの切りの良い形に直し、
 64 + 1 = 65
とするなどである。
面倒な形をシンプルに変形するのは頭の体操に似ていて、脳のストレッチングに大変有効な方法である。子供が理数でつまずくのは、主に計算が苦手なことが理由となるらしく、それによって数学の才能が大分無駄になっているらしいとの記事を読んだことがある。この方法やそろばんなどで、是非計算が得意になってほしい。

風の谷のナウシカ(上)

言わずと知れた宮崎駿監督の名作。風の谷を舞台として、地球環境の破壊をテーマにして物語を進めている。この後の様々な監督の作品は、環境をテーマとしたものが多く、長く日本の中で語り継がれている理由はこういった哲学の高さにあると考える。
漫画・アニメ文化の中で、手塚治虫さん、宮崎駿さんを持つ日本は素晴らしいクリエイティビティのある文化先進国だと誇りに思う。

子じか物語、名犬ラッシー

子じか物語・名犬ラッシー (講談社のおはなし童話館 14)

子じか物語(The Yearling)
ジョディと子じかのフラッグの、心温まる友情の話。そして生きるための非情な決断にジョディの心は引き裂かれる。少年期の愛と別れが描かれた名作。

名犬ラッシー(Lassie Come-Home)
ジョーの家族として愛情たっぷりに育ったラッシーだが、貧窮の為にラドリング公爵の家へ売られてしまう。愛する家族を求め、ラッシーは遠く離れた故郷へひたすらに架けていく。家族愛の素晴らしさが伝わってくる。

徳田秀雄氏の素晴らしい挿絵で、名作が一層引き立つ。

カモのきょうだい クリとゴマ - なかがわちひろ

2012年 小学校中学年の部、課題図書

生き物の大好きなゲンは、台風で流されてしまったカルガモのたまごを親の代わりに孵化させ、野生に戻すまでの3ヶ月を追う。持ち帰った6個のうち2個の卵が孵った。野生本能をなくさないようにカルガモを育てていく。その過程の中で、子供たちも育ち、そしてカルガモも成長していく。筆者家族の愛情がたっぷり注がれ、人と動物の枠を超えた家族の絆が描かれている、素敵なノンフィクションフンがとても臭い!という筆者の感想は本を超えて鼻を刺激した。

ココロ屋 - 梨屋アリエ

2012年、小学校中学年の部の課題図書。

なかのよい友達のゆうやとけんかをしてしまい、素直になれなくて自分がきらいになってしまった僕は、不思議なココロ屋で、自分のこころをいろいろなこころと取り替える。そしてその大事なココロがどんな風に周りと関係をしていくのかを学んでいく。そんな成長の過程を“僕”の目線で書いた作品。

人はいろいろな友達との関係の中で、自分の心を成長させていく。それがどういうことなのか、ココロ屋を中心にして子供にも捉えられるように描いた作品。

大どろぼうホッツェンプロッツ - Der Rauber Hotzenplotz (1962)


<あらすじ>
少年カスパールのおばあさんのうちに入った大泥棒ホッツェンプロッツが、誕生日のお祝いに孫からもらった大事なコーヒー ひきを奪っていってしまった。カスパールと親友ゼッペルはおばあさんのために、警官すらも恐れる大泥棒を捕まえようと一計を案じる。そしてアジトを探し当 てるが逆に捕らわれの身となり、カスパールは大魔法使いツワッケルマンの所へ召使として売られてしまう。二人の運命やいかに!!!

<本を読んで>
子供が通っていた小学校では、毎週子供が休み時間に自分の読みたい本を図書館で借りるのだが、親もそこに行って自分や子供のために本を借りられるシステムになっていた。そこで本棚をつらつらと眺めていると、これでもかというくらい自分が幼少時代に読んだ本が目に入ってきた。この本も自分が夢中になって読んだ本の1冊で、借りてあげたはずの子供が読む前に自分自身が夢中になって読みきってしまった。小さい頃「みたびあらわる」を読んで、何度も「よたびあらわる」を読みたいと思ったが、20余年が経った今でもどうやら発行されていないようだ。残念!

<作者> オトフリート・プロイスラー(ドイツ 1923.10.20 - )
チェコスロバキアのリベレツで生まれた児童作家。代表作に 『大どろぼうホッツェンプロッツ Der Rauber Hotzenplotz,1962』『クラバート Krabat, 1972』『小さい水の精 Der Kleine Wassermann, 1956』など