カラマーゾフの兄弟5 - ドストエフスキー

イリューシャの死と、アリョーシャの言葉。二人とも、心が純粋なのだ。現実社会で、心が常にピュアであることは、奇跡に近い出来事ではないか。しかしドストエフスキーは、ムイシュキン伯爵やこのアリョーシャのようにあえて純度の高い人を登場させる。
亀山氏はドストエフスキーの生涯と解題をエピローグの後に紹介している。彼がこのように破滅的な人生を歩んでいたのを初めて知ったが、そのような道を歩まないと、このような作品はできないのであろうか。しかし何はともあれ、僕は彼の裸の人生の一端に触れたのだ。


ドストエフスキー(著)
亀山郁夫(訳)

0 件のコメント: