<あらすじ>
大東建託の代表取締役であった筆者がビジネスマン時代につけていた33年分のノートの中に書き込んだ様々な指針やヒントを、数ページ程度の短いコラム完結でまとめた。新しいビジネスを始める場合、どんな大企業であっても新参者、つまり弱者なのであるから、弱者の戦略を持ってスタートすることは必然である。「弱者の戦略 = いかに一点に集中するか、そして差別化を持って自分を有利に展開するか」ということを考え行動することが成功に必要なことだと説いている。
<本を読んで>
一番大事なことは、出来事を「自分事」として捉えられるか、ということにつきるのではないか。仕事や家庭では目を背けたいことが沢山あるから、イヤイヤ行動していたのでは何も起きないのだ。経営者、学者など分野に限らず、多くの経験をされた方々は最後は皆「教育」・「伝承」にたどり着くのであろうと感じている。本書に関しても、著者三鍋氏の、長い経験から得たことを若手に伝えたいという強い意志を感じた。
<心に残った言葉>
- 何事も自分でやることを前提とする覚悟ある発言
- 「報連相」は「部下にだけ行動を求めて、自分は座して動かず」→全ての情報は自分が取りにいくと決意する
- 「俺は優秀」などと過信から始める前に自分の立ち位置を理解した上での「自分戦略」を定める。自分の強みを有効に活用することでの「強み・特色の集中」
- リーダーシップとは「予習力」。"リーダーシップが高い"と評価する人物とは、単に「その事柄への予習=事前準備」を励行している人
- 会議とは「自分の意見」を「公の意見」に変える場
- 「初」に徹底してこだわれ
- ビジネスは「心証」という領域で概ね勝負が決まっている。
- しかめっ面には何も寄ってこない。「笑顔」で勝負
- コミュニケーションを数多く取る。これは部下一人一人の「通常を知るため」にある。通常の精神状態やキャラクターを知っていれば、変化に対して気づきが早いということ
- 経営者とは「志」で企業を動かす
- リーダーはトップではなく中心に位置することに集中する
- 経営陣は社員や部下の言葉を遮らず、「とにかく言わせる」ことに集中するべき。しょせん最後は自分が決めるのであろうから
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