上杉鷹山の経営学


<あらすじ>
田沼意次、松平吉宗の活躍した徳川中期の頃、立ち行かなかった米沢藩を藩民への愛と思いやりを持った統治で立て直した鷹山の方法を現代の言葉でわかりやすく解説し、企業を経営するためのエッセンスとして取り上げている。
してみせて、言って聞かせて、させてみて
これは山本五十六の言葉だと思っていたが、上杉鷹山の影響を受けたものだと知った。この言葉を実践された統治者であり、多いに参考にすべきマネジメントをなさった先人である。

<理念> 従来の概念に縛られることなく、「主役は藩民であり、藩民が豊かになる必要がある」
ということを主眼において改革を行った。誠実さ、真摯さがなければ何も始まらないということを良く理解し、小家出身の外様というハンディにも負けずに行動した。
 

<行動>
絵に書いた餅にならないように様々な金策を実施。奨励金と罰金を併用して財源を確保する、 一次産業から二次産業への転換を計り、高付加価値商品を開発するなど
地理条件を考慮する、土地に合ったやり方、フレキシブルに、活きた金の使い方をすることを実践。世の中の事は2者択一ではなく、3者択一、4者択一であり、選択肢は無限大であると考え、革命児ではないかもしれないが、様々なアイデアを実験しながら愚直に諦めずに進むことで改革を成し遂げて言った。
 
<セーフティネット>
知的障害を持つ妻を持つことで、ハンディキャップへの理解を示した。
子供手当てのような女性への補助なども行っている。

 <逆風へ立ち向かう>
 悪い進言に耳を傾ける
重役たちからの真っ向からの反抗に対しても信念を持って行動。相手を変える前に自らが変わることで人々の心を解いていった。非難を受けたからといってその人に恨みつらみを持つ必要はない。最終的には結果である。

<必要とあらば非常になる>
 一番の功労者であった竹俣が賄賂を受け取り便宜を図るようになった。
これを捨て置かずに処分するなど情に流されることなく厳しさを持って改革を推進した。


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