ダン・ブラウンの最新作。今回の作品では人口爆発による人類の滅亡、という誰しもが頭では理解しながらも直視したくない現実の問題を取り上げる。生殖細胞操作の分野を一から築いたゾブリストは、人類が人口爆発のせいで滅亡するという説を唱え、黒死病に着想を得た過激な方程式を提唱した。どれほど人口爆発の危険性を唱えても無視され絶望したゾブリストは、協力を図りながら問題を解決する方法に見きりをつけ強行手段に打って出る。生物兵器を使って地球を守る、というものだ。
ゾブリストの図った人口の間引きを阻止するべくラングドンが難題に挑む。
ダン・ブラウンの作品は痛快であり最後まで犯人がわからず緊張しながら読破するフィクションであるのだが、本作は、前作以上に考えさせられるものがあった。なぜなら、提起された問題へ具体的な解答を示しながらも、賛否があるエンディングだからである。
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