学生の頃足繁く通った場所に、神保町の古本屋街がある。
学生でお金がなかった自分は新書なんかなかなか買えないし、でも本も読みたいし、図書館もいいけれど本の中に直接思ったことを書き込みたいし、結局行き着いたのは古本屋にいくことだった。もちろん家の近くにも小さな古本屋や書店はあったし、そのころはBookoffも全国的に広まっていたから100円くらいの文庫本を手に入れるのには苦労しなかったけれど、理系を専攻していた私は教科書も買わなければいけなかった。大学の専門書は、とにかく高いのだ。だって数が出ないから。どんなに著者がノーベル賞級であっても、数が出ない限り高くなってしまうのだ。青色LEDを開発された中村さんが有名になったのもちょうど私が学生だったころで、専攻が違ってもミーハーだった自分は彼の著作:The Blue Laser Diodeを買いたいと思ったけれど、買えたのは就職してからだった。久々に値段を見たら、今は3万円もするのね。。。当時はもう少し安かったと思うけれど。
そう、定期でお茶の水駅で降りられた自分は教科書代を少しでも浮かそうと、この日本一の古本屋街を何時間も巡ったのだった。そしてその中で一番理系の本が充実していたのが明倫館だった。最近は少し遠くに引っ越してしまったのでなかなか行くことはないが、ここで写真を見る限り当時とあまり変わっていなさそうだ。今度近くに行ったときは、絶対行ってみよう。神保町では、大きな交差点近くの三省堂も良かった。大きな本屋と言えば新宿の紀伊國屋(本店)かここだった。Amazonもなかったので、専門書を眺めるにはこういうところに行くしかなかった。
オンラインの書店は素晴らしい。世界中どこに住んでいても好きな本が手に入れられるようになったのだ。でも、やっぱり本屋さんに行って、本を手に取って、眺めて、匂いを嗅いで。そうやって五感で感じる大切さも忘れないでいたいな。
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